三か月から四か月

育児

やっと赤ちゃんとの生活に慣れてきました。慣れても全く楽にはなりませんが。でも生後一か月よりは確実に楽になってきたかなぁと、思います。色々な人に、大きくなるにつれて楽になるから、と言われて、いつになったら楽になるんだろうと、ずっと待ち望んで、時間を早回ししたい気持ちでいっぱいでしたが、たまに振り返って、生まれたばかりの娘の写真を見ると懐かしくて寂しくなり、ゆっくり大きくなって欲しいなんて、真反対のことを考えたりもして。全く感情がグラグラして涙脆く、体力的にも精神的にも不安定です。

子供が出来たらどんな生活になるか、想像しても足りていませんでした。我が家では、特に夫婦の関係が変わり、ある部分では繋がりが強くなりましたが、同時に何度も危機的な状況になりました。

大抵私が不機嫌になり、怒って、文句を言って、彼が我慢出来なくなり、怒り返して、私がまたキレて、という流れで。彼はよく手伝ってくれてるとは思いますが、ボクは一般の男子よりよっぽど手伝っている方だ!と自分で言ったのには腹が立ちましたし、コロナで家にいるから仕方なくやってるだけだろう!突っ込みたくなりました。お願いした事ひとつもまともに出来ない、いい加減な感じが頭にくるのですが、最近思うことは、私の場合ベストを尽くそうと頑張りすぎるから、見返りを求めてしまい、こんなやってんのにそんな仕打ちかよ、と、言葉も話せない赤ちゃんにイライラするので、でも、彼の様に常に適当で自分の無理のないように物事を進めていると、無理していない分私より長持ちするし、ちょっとしたことでイライラしないのではないかと。

例えばミルクのボトル。うちは搾乳してボトルであげています。たったひとつの事ですが、数時間ごとに授乳、洗浄、消毒は手間です。毎回消毒まで出来ませんが、せめて哺乳瓶専用洗剤で洗って欲しいのですが、彼に授乳を頼むと、三時間経ったボトルにそのまま足したり、水道水で軽く流してそのまま使ってしまいます。

オムツを変えるのも面倒がって、可哀想だから毎回色が変わったら変えてあげてよ、と言っても、どうせ授乳の時におしっこするからオムツがもったいないと、そのままにすることもあり、私が少し席を外すとオムツが超ずっしりしていることがあります。

そんなんでも、いないよりはマシですが。イライラはしても使える部分を使って、少しでも私の負担を減らそうと指示していると、アナタが口にする事は全部ネガティブだと言われたり、ボクが洗濯物干してもすぐ直すんだから、自分でやればいいじゃない、などと言うんですが、洗ったシーツが床についていたら、干してる意味ねーだろうと、女性なら誰でも思うと思うのですが。

特に赤ちゃんの面倒を見る事に関しては、男性は夜中に起きて授乳するのに弱い気がします。私は夜中でも仕方ないからムクッと起きて作業しますが、彼は起きないし、手伝わない。手伝ってくれたら早く済んで一緒に早く寝れるのに…私が夜中に一人で授乳している時に背中を向けられると、殺意を抱きます。離婚してやる、とまでは思いませんが、心底ムカつく、娘はいいけど夫は視界に入らないで欲しい、と何度も思いました。

夫婦関係が危なかっただけでなく、私自身の精神状態も、産後うつのように落ち込んだり、泣いたり、無気力になったり、母親を辞めたいと思ったり、それはそれはボロボロで、私が想像していたハッピーな育児感とは全く別で、修行や試練の様に感じました。生まれたばかりの頃は毎日が辛くて、今は2、3日に1回とんでもなく大変で辛い日がある感じです。頻度の問題で、時間が経過して赤ちゃんが成長すると、たまに突然楽になる日が訪れるのです。

北京にいる友人には、コロナだから難しい時期に産んで大変だったんだよ、と言われましたが、そんな皆様は駐在員の奥様で、家に住み込みのお手伝いさんがいるような家庭で、ウチとは比べ物にならないお金持ちだし、でもお手伝いさんがいたらそこまで大変じゃなかったのかなぁと考えてみたりとか、母が近くで手伝ってくれたら少しは違ったかなとか、私の赤ちゃんが特別大変なのかなぁとか、育児はその人や赤ちゃんによって大きく異なるとは思いますが、こんなにしんどいと分かっていたら、体外受精までしたか?と自分に問うと正直わかりません。第二子は?と知り合いに聞かれますが、アンサーは迷わずノーです。こんな大変な事、二度としたくない。

今の日本の状況を知る為に、唯一バーチャルネットワーク無しで閲覧出来るYahoo JAPANのヘッドラインをたまに見るのですが、毎回児童虐待のニュースを目にして、その多さに驚くと同時に、自分はやらないにしても、カッとなってしまう気持ちは分かるなぁと、思うのです。子供を産む前は、ニュースを見るたびに、なんて酷いことをするんだ、そんなんなら子供作るな!なんて思っていましたが。

私はもともと子供が大好きな方ではなく、自分の子供は可愛いだろうとは思っていましたが、それがどの程度なのかは想像出来ませんでしたし、子供が欲しいかも、と思ったのも何となくで、体外受精がダメだったら、それは受け入れようと覚悟をしていました。

実際に娘が出来て、本当に可愛いのですが、可愛いから大変さが全く平気になるわけではなく、大変は大変なままです。毎日疲れが溜まっていきます。育児は楽しくて幸せ、というイメージはミスリードを導き、悲しい事件を増やすだけだと思います。子供がいるから感じる幸せもありますが、夫婦二人だからできる自由なオプションは、天秤にかけられるものではなくて、今だからこそ、子無しの選択も立派であると、心から思うのです。

ただ、たまに感じるとてつもなく暖かい感情は、子供ができるまでは感じた事がなく、心の中の氷が一斉にとけて春が来たような、そんなほっくりとした感情にさせてくれるのは娘だけです。にっこりと屈託なく笑ったり、夫にしがみついていたり、寝ている姿がカエルが潰れたやつみたいだったり、やることなす事想像を越えていて、思い通りになんか動いてくれないし、でも、そこに居てくれるだけで可愛くて、トラブルなのです。

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