1歳になりました。

オーク銀座レディースクリニックで体外受精をして、凍結胚の移植をしてからの妊娠出産で誕生した娘が、1歳になりました。

1歳を節目と目標にしてきたので、誕生日を過ごした後、なんだか気が抜けました。とても長い道のりだった様に感じます。

体外受精をした当時を思い返すと、いい思い出ではなく、苦くて渋い経験でした。すごく意気込んでトライしたのではなかったし、諦めるための最初で最後の一回でした。ラッキーにも一回で妊娠し、帝王切開でしたが無事に出産出来ました。

今になってみると、私達夫婦の生活の中に娘がいるのが当たり前の様に感じますが、2年前はちょうどクリニックを探している最中でした。こんなにも人生が変わるなんて、想像できませんでした。

出産後も、めちゃくちゃ手がかかって大変だった最初の7ヶ月は、本当に死ぬんじゃ無いかなってくらい疲れていて、娘が大きくなるにつれて、自分がしぼんで歳をとっていく気がしました。

最近はやっと、少しづつ楽になってきて、夜も授乳なしで寝てくれるようになり、深夜に何度も起きる生活に終わりがきました。

でも、妊娠していた時の異常な寝汗や不眠、産後の新生児のお世話での寝不足、40近くになっての二年間の睡眠不足と産前産後の体調不良は、思った以上に体にひびきました。

こんなに大変だと分かっていたら、迷ったと思います。夫婦二人での良さもあると思うからです。前にも書きましたが、ネットやSNSでの一般的な投稿は、子育てに積極的で幸せ全開モードに偏っていて、今だから子育てに苦労してます系のブログや漫画も見るようになりましたが、大半は肯定的なものばかりです。でも実際の育児は、4割可愛い6割大変です。いや、もしくはそれ以上で、可愛いとか愛しいとか、綺麗事ばっかりじゃやってらんない、リアルな格闘が潜んでいます。ライフスタイルも身なりも、食事も金の使い道も、家のレイアウトも家具も、全て様変わりして、整頓という言葉とはかけ離れた生活が待っています。

まだ、迷っている段階なら、その覚悟は出来ているかな、ともう一度考えてみると、いいと思います。

私は、どんなに大変でも、最終的な結論としては、体外受精をしてよかったと思っています。

でも、娘が自然妊娠で出来た子では無いという事実は、今後どういう風に影響していくのだろうと、たまに思います。長期でのデータは揃っていないからです。知り合いの外人ママも、同様に体外受精で男の子を去年出産したのですが、うちの子も彼も至って普通で、現時点では、体外受精だから何か変わったところがあるとは思えませんし、健康で、可愛いです。

私は凍結した胚盤胞をもう1つオーク銀座レディースクリニックで保管していましたが、もう期限が切れたので、保管は止めることにしました。なんとなく、冷凍保存した卵を処分するのは嫌だったのですが、次の子を再度移植で授かる気分にはなれず、そういう結論に至りました。

振り返って考えると、中程度の刺激法や、クリニック選びも、もっと調べてからやっても良かった思いました。お医者さんは臨床や経験でアドバイスしますし、妊娠率は確率論ではあるけれど、何十個卵子を取っても、そのレベルが十個全て同様にいいとは限らないわけで、それなら自然な排卵に近い自然周期法でもいいかもしれないし、逆に本当に数が必要な可能性もあると思うからです。

これは私個人の考えですが…自分でしっかりと分析する心持ちで、あっていてもいなくても、医者と向き合って対等に治療法を話し合うくらいの勢いが必要ではないかと。不妊治療をする女性は、弱い立場にある気がして、藁をもすがる勢いでクリニックに行きがちですが、それをビジネスにするような医院には捕まって欲しくないと、心底思うからです。

レディーとはほど遠い、野生動物な娘は、オムツから溢れたウンコを手に持って、床のクッションマットに塗りつけてから食べるという、想像し難い行動をとりますが、そんな娘でも、愛してます。

子供が欲しい方全員の夢が叶う事を、心から祈ってます。