父とうまくいかない場合の実家の里帰り出産はしない方がよし

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父が面倒で、心の休まらない実家の滞在がしんどかった年末年始。北京に帰って来て、母やお風呂や日本の食事が恋しい反面、自分達の巣に帰って来てホッとしています。私より夫のがよっぽど、私自身の両親と一緒の空間で時間を過ごしていました。

昔住んでいた実家には父の書斎があり、彼はほとんど居間に出て来なくて、私や母は特にコミュニケーションを取ることもなく、逆に都合良いわと思っていたのですが、現在のように四六時中リビングにいてテレビを見ていられると、ものすごく邪魔で目障りです。

自分の寝室があるにも関わらず、狭くて机が置けないからと、居間の一角に自分のデスクコーナーを作ってしまった父は、仕事もしていないのにファイリングが大好きで、例えば町内会の役員会の資料を逐一印刷してファイリングし、狭い家にはtoo muchな整理スペースを持ち、全ての資料を可視化しています。

お陰でダイニングのスペースはほぼ無く、テーブルは父母の三度の食事と、彼の趣味の作業台として占領され、私は自分の食事をダイニングテーブルで食べる為に、わざわざお願いしてどいてもらわないといけません。

普通、お腹の大きい娘が帰郷していたら、ココに座れ、とか、座って食べろ、とか言うと思うのですが、衝撃的にシンパシーのかけるウチの父は、自分の作業や食事のがよっぽど大事で、そのルーティンを守るために、私の気持ちや状態まで考えが及ばない思考回路になっています。毎回闘うのも疲れるので、食事はキッチンで作りながら立って食べちゃったり、背もたれ無しのパイプ椅子に腰掛けて済ませたり、食事が終わったら自分の部屋に戻ってベッドに座っていました。

しかし、対外的には愛想が良くて腰が低い父は、イギリス人のお客さん(夫)には甘く、ディーさんが紙コップ使ってたら可哀想だからスタバでマグカップをプレゼントする、とか、ディーさんが短パンで寒そうだからヒーターをつけるとか、そんな気遣いも見当違いで鼻につくのです。まず娘だろう、と思ってしまうのは私だけでしょうか。

そこまでしなくていいのに、と思う様な状況でも、他人には異常にへえこらする人なので、例えばヤマトのお兄さんや携帯会社のコールセンターとかそういうサービス相手でも、謙譲語尊敬語を多用して、電話越しに頭を何回も下げ、必要以上に丁寧に話します。それが常にベストの結果を導くと信じているわけですが、でも家の中の人間には、まるで家畜のように怒鳴りつけたり、明らかに上から目線で話し、粗末に扱うので、私の人生は父に抑圧されてきました。

こんな風に書くと何と酷い娘だと思われるかもしれませんが、そもそも37年間まともに会話すらしてこず、子供達には興味ないと言い放ち、でも長男至上主義で管理したがり、兄には特に甘かった父は、女は男の付属品と考えており、(オツムは私のが良くても)女のお前なんか社会に出てないんだから正しい判断が出来るはずないと決めつけ、定職に就こうが、資格を取ろうが、一人前の大人として私を見る事はそうそうなく、事あるごとに決断を蹴散らして来ました。

自分が気に入らないと怒鳴って押さえつけ、思い通りにならないと不機嫌になり、罵倒すればヒトは従順になると勘違いしている人間です。

でもそんな父も事業に失敗し、家や車、唯一の生きがいの仕事を無くし、また一文無しになってしまい、家のパワーバランスは崩れてしまった訳です。まぁ彼に同情の余地は無いのですが、可哀想なのは人生後半で生活を落とさなくてはならなくなった母です。

世の中には、そりゃあ良いお父さんも沢山いるんでしょうが、実の父親との思い出があまりにも悲惨で、父と仲良くするという、イメージすら湧かない私です。絡まないで欲しい、家に居ないで欲しい。変な気遣いも無用なんです。

暇で仕方が無いくせに、食事はしっかり食べるし(なんで男にこういう人多いんだろう、動かなくても食事は抜かないみたいな)、家事は大してやらないし、自分のルーティンはまず壊せないんですね。ルールや決まり事が多く、ひとつひとつの物の置き場さえ決まっています。

ルーティンってみんな多少はありますけど、1センチでも元の位置からずれると気に入らず、目の前で修正しなくとも、翌日には必ず同じ場所に戻っているその様子は、ビョーキに近いんじゃないかと、思います。風呂の蓋の重ね方を家族で統一するために、テプラで指示を四方八方に貼ったり、自分のデスク上の物を毎日寸分違わず整える様子は、ちょっと異常だなと思わざるを得ません。

私は超センシティブで、うちの旦那はアスペルガーチックで、父はOCD(Obsessive–compulsive disorder)で、母は真逆で片付けられない病。こんなに違う個人が一緒に住んだら、上手くかせるには相当な努力が必要で、しかし誰一人として歩み寄る気配がなく、バラバラに生活しています。私は妊婦だから余裕がなく、母は持病があり、身体が不自由なので仕方がないと思うのですが、男は気が利かないし、融通もきかなくて、本当に邪魔で面倒だなぁと。

やっぱり実家に里帰り出産は無理だなと、心から思いました。もう既に何回か父と口論になっているし、長く居ればいるほど、嫌な部分が目につきます。大変でも、旦那と二人で北京で産むのが妥当だと、確信しました。

私と二人だと1日中ソファに寝転がっているディーですが、実家ではソファに座り、イヤホンをして自分の好きな番組をネットで見ています。イギリスの番組しか見ないテレビ人間の彼が、日本語にまみれて生活するなんて、とっても窮屈なんじゃないかなと、可哀想でしたが。でも、2人掛けのソファを占領して、いちいち座らせてと言わないと場所を譲らないデカイ図体を前にすると、何で身重の私が、一番窮屈な思いをして、部屋に籠ったり、パイプ椅子に座らなきゃいけないんだ!とも思いましたが。

北京帰国時は大雪で、着陸後駐機場に空きがなく4時間遅れで首都空港に着きました。深夜になりタクシーも少なく捕まらず、高額なハイヤータクシーを頼んでやっと家に着いたのが朝の3時、疲れで朦朧として、赤ちゃんが出ちゃうんじゃないかと思いました。里帰り出産の場合、34週までに帰って来てねと産院に言われていましたが、もうこの時点でかなりきつかったです。里帰りする予定なら、早めに帰った方がやはり安心ですね。

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