突然の解雇通告

11時までに出社すればいいだの、リモートで3分の1は北京で働いていいだの、あまりにもいい条件だったので、そんな会社あるんだなと、物凄くいいクジを引いた気分になり、嫌だった中国から逃げてきた訳ですが…

代表取締役が中国人、その右腕も中国人、上司も中国人、全体の一部のみが日本人という会社で、中国の子会社にソフトウェアの開発を委託したり、まあよくあるIT的な業務を中途半端にやってきたのですが、取締役の不正と横領が発覚し、更迭されました。

私達は社長直属のチームで、本社とは隔離されてオフィスも別のロケーションであった為、社長の解任後も何も知らずに働き続けていましたが、社長が突然中国に消えて音信不通になった事と、未払いの請求の催促があったことと、アレ、変じゃない?と言っている間に、新社長の突然の奇襲で解散といわれ、自主退職をお願いされました。

自主的に退職する理由はなく、毎日真面目に仕事をしてきた訳ですし、自分達に非がある訳ではないので、会社都合の整理解雇となるのですが、そこを会社が、自分の意思で辞めたことにしろと迫っているのです。

よく聞く話ですが、まさか自分達の身に起こるとは思わず、ネットで色々調べて、何が違法で何を主張できるのか調べた後に、自分に落ち度がある訳ではないので自主退職はお断りする、解雇したければ30日前の解雇通告と解雇の手当てを支払って欲しいと伝えました。

まだ何も決まっていませんが、近いうちに無職になることが決定しました。

私は今まで仕事や職場に恵まれたと思うことが無く、大抵仕事は続きませんでした。友人は何年も同じ仕事に就き、転職も私の様に何度もせず安定していて、私とは大違いで…

私の様に続かない、職場で嫌がらせにあい鬱になる、中国人の女上司にパワハラにあう、中国人社長ドロンでチーム解散、などは滅多にないことのように感じました。

中国人と関わるとろくなことがないのですが、今回も全くその通りの結果になりました。

中国人は自分に非があったとしても、謝罪はしません。謝るという文化がないんだと思います。まるで全ての原因は外的要因で、自分も被害者だと言わんばかりに話を持っていきます。

今回は見事に騙されたというか、うちのチーム全員利用されてしまったと思うのですが、なんだか腑に落ちなくモヤモヤしています。きっと新社長(日本人)が、クソ野郎だからなんだと思います。

これで嫌な仕事ともおさらばで、退屈しながら座っているだけの非生産的な時間の使い方はしなくて済むのです。が、やはり腹が立ちます。何かに腹が立つのです。

何に腹が立つか考えると、自分のアンラッキーであったり、不公平な世の中であったり。まあ普遍の正義なんてものはなくて、みんな自分なりの自分メガネの正義を主張して、相手に損益を黙認させようとします。その際に、相手の気持ちや、状況や、背景などを見ようとしません。誰だって家族や両親や子供がいて、難しいシチュエーションを抱えているものなのに。

Adoptive leadershipという本で著者のロナルド.A.ハイフェッツはこう言っています。

なにか問題を解決しようとするとき、人々に損失を我慢してもらう必要があることが起きる。
するとすぐに周囲から反発が起き、説得しなけらばならない相手がその変革で何を失い何を得るか、正しく見極めることが欠かせない。
相手の価値観や忠誠心の背景に何があるか、それを知り学び、未来に持っていく価値観と犠牲と対価を払い、変えていかなければならない…

The Practice of Adaptive Leadership: Tools and Tactics for Changing Your Organization and the World

では私が、仮に同じ状況で今の新社長より素晴らしく革新的なアイデアを出せるかと自問すると、それは分からないのですが、一緒に働いたり、御縁があって関わった相手に、自分の要求を100%出して相手に損益を飲ませる事はしないと思います。私にとっての正義や道徳はそこにありますが、世の中は自分の事しか考えていない輩が沢山います。

逆に青臭い正義感をかざして他人を助けようとしたり、人に共感して同情してしまう人は損をすることが多い気がします。こんな社会は最低ですが、会社でも大抵嫌な奴が生き残っていきます。だから公平や平等なんてあってないもんだと、私は諦めています。

でもたまに、こういう事件にあってまた人生に落胆するのです。

いよいよ中国に戻るという運命なのか…

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