Lost my shit

Lost my shit = When you completely break down or lose control. Can be used positively or negatively.

とネットの英英辞書にあります。

簡単に言うとブチ切れたり理性を失った時に使うそうです。ウンコを失くした訳ではありません。はじめて聞いたので、何それ?何かなくしたの?と聞いてしまいました。

金曜日からの連休をロングウィークエンドと言うのですが、私達はどこかに行くわけでもなく、家でゆっくり過ごしています。彼は一日中テレビを見てるので、私はジムに行ってフィリピン人達とお茶をしていました。ディーを完璧に放ったらかしにしてましたが、彼が一人でカフェに行ってるなんて思いもしなかったのです。

待ち合わせして会った時に、「Cham-pon, I lost my shit」というので、は?と聞き返しました。ラッキンコーヒーという中国のコーヒーチェーンに行ったそうなんですが、外見はスタバのような、外資系の匂いがするので、きっと外人でも大丈夫だろうと思っていたのですが、店内で英語でしこたま罵って手ぶらで帰ってきたそうです。

私も1度しか買ったことがなく、その時はうまく買えなくてタダでコーヒーを貰った経験があり、注文の仕方がよく分からなかった記憶があります。私は支払い方法がアリペイしかなく、アリペイは中国の二大ペイメントメソッドですが、大多数はWeChat paymentを使っています。確かラッキンコーヒーも一緒で、アリペイでの支払いが現地で出来ず、お店側が諦めて仕方なくタダで提供した状況でした。

ディーが注文しに行った時は、何にしますかと、聞かれて、ホットのラテをひとつと言って現金を出すと、QRコードをまずスキャンして、と中国語で言われたそうです。WeChatは彼にとっても必須ツールなので、スキャンまではしたらしく、そうすると中国語の画面が表示されて、電話番号を登録して下さいだの、色々設定しなければならなかったようで、彼は中国語が全くダメですし、機械も音痴なので、何も出来ずイライラが募り、30元をカウンターに叩きつけて、

I just want a fucking coffee, I don’t wanna download your fucking app, you just trying to be fucking clever, here’s my fucking money, can I have a fucking coffee or not? This is fucking bollocks!

と言ったそうです…素晴らしいのは、ラッキンコーヒーという音を使い、皮肉を加えてファッキンに変え、何度もファッキンを連呼することでいかに彼が怒っているかを表現したところであります。訳すと…

俺はただクソみたいなコーヒーが飲みたいだけなんだよ、オマエの店のクソみたいなアプリなんてダウンロードしたくないんだよ、オマエ達クソみたいにスマートぶってんじゃねーよ、これが俺のクソ金だよ、クソみたいなコーヒーは売るのかよ、本当クソみたいな店だな。

日本語にすると途端につまらなくなってしまいますが、英語で聞くとかなり面白いです。

中国人のスタッフは放心状態で、店にいた他のお客さんも凍り付いたそうです。まあ気持ちは分かるんですが、言っても仕方ないのにね。

中国のハイテク支払いメソッドについていけないおじさんがちょっと気の毒ではあります。