イギリス人と日本人の考え方の違い 付き合う上で悩むこと

彼と私の考え方の違い、ジェンダー・仕事・お金など

考え方の違いは、時に大きな軋轢を生みます。特に結婚観は各国で大きく違います。フランス式結婚という言葉があるように、ヨーロッパでは籍を入れない事実婚がとても多いです。私の彼(イギリス人)も同じ。愛している二人が一緒にいれば、紙なんて関係ないのです。では日本人はどうでしょうか。割と結婚にこだわると思います。私もその一人で、彼と将来を話す度に落ち込みます。今回はイギリス人と日本人の考え方の違いを書きたいと思います。

私はマイナス思考で、彼はポジティブです。私は、原因は自分にあったとまず考えます。彼は、自分のせいにすることはあまりありません。周りが悪かった、時期でなかったと結論付けることが多い。結果としては、私は落ち込みやすく、彼は何かがあってもすぐ立ち直れます。どちらがいい、悪いではないと思います。私の性格は内向的で、近い友人を数人持てば幸せ、大人数は苦手、という感じで、彼は社交的で、メインストリームにいるタイプです。注目されても全然平気。パートナーは自分と違う性格の人間を選ぶ、というのはよくある事ですが、私たちの場合もそうだと思います。私は、自分の様な性格の人が彼氏だったら、何かあった時に一緒に落ちていってしまいそうで、不安です。ディー(イギリス人彼氏)のように、パンチされても何だこんなもんか!とやり返せるぐらい強い性格だと、安定感があります。うじうじして落ち込んでいる自分を、引きずり上げてくれるので助かるのです。

でもこれは、私が弱っている時にいいというだけの事で、私が彼を論破したいときには当てはまりません。彼が強いということは、芯が強く、自分の意見がはっきりしていて、コアバリューがしっかりしているということです。反対に言うと、人の意見は滅多に聞きません。聞くか、聞かないかも彼が判断するため、聞かないことのが多いです。もちろん私の意見の場合でも、彼は他人の意見と同様にジャッジします。

例えば、私は彼と住むことを決めて、東京に戻り同棲生活を始めましたが、その際に仕事を一度辞めました。辞めたいと思っていたからちょうど良かったのですが、彼は女性も仕事を持つべき、と考えています。出産・子育てなどの特別な期間は別だけれど、健康で暇なら、なんで働かないの?と言います。彼がたくさん稼いでいようが、私が家事をやろうが関係ないのです。

家事は、僕もできる。僕はずっと一人で住んでいたわけだから、家政婦さんはいらない

正社員になってガツガツ稼げと言ってるわけではないけれど、働かない理由はないでしょう?あなたが内向的なのは知ってるけど、適材適所で、あなたの能力を発揮できる仕事を見つけられれば、きっと優秀でいい社員になれると思うよ。それに、家にずっといるのはあなたの為にもよくないよ。外に出て、僕以外の人間と関わりあうことで、もっと視野も広がるし、それは将来的には僕たちの関係にもプラスになると思うよ。これが彼の意見です。

ごもっともです

間違っていません。でも私は、そんなに仕事が好きじゃありません。自分の情熱をささげられる仕事に出会ったことも(昔はありましたが)、今は会社員としてただ、働くだけで、そんなに仕事に没頭したら、私のプライベートは破滅します。全てうまくいく人っているのでしょうか。私は、女性は結婚した後、主婦になっていいと思っています。むしろそっちのが理想かもしれません。というのも、家事が苦手な人は別ですが、私の得意分野は特に、料理や掃除、洗濯やオーガナイズなどで、ばっちり専業主婦の条件を満たしているからです。どうしてうまくマッチングしなかったんだろう、と思います。

私の彼が理想とするパートナーは、自立していて仕事を持った女性で、私が求めていた関係は、結婚して主婦になる事でした

ばかばかしいと思う人もたくさんいると思います。でも私の得意な領域は、家の外で頑張る事ではなかったのです。

専業主婦になりたいなら敢えてイギリス人は選ばない、が正しいのかもしれません。彼らはとてもsensible(合理的)なので

親や兄弟、友達にでさえ、あんまり仕事したくない、家にいたい、なんて言いにくいですよね。うちの父は団塊の世代で、心の弱さなんてものは恥、だと思っている人間で…。人によって見解は違いますので、怠けてるだけ、とか、主婦もそんなにあまくない、とか思う人もいるのはそれでいいと思います。

私は、あんまり職場での人間関係が上手じゃないの、私は結婚したら主婦になりたいと思っていた。などと、彼に何度も言いました。前の結婚では前夫は専業主婦になることを認めてくれていた、とも言いましたが。

この話が出るたびに、彼はとても不機嫌になり、すごく強く言い返します。例えば、そんなに主婦になりたいなら、主婦にさせてくれる人を選ぶべきだよね。あなたは昔、結婚に興味ないって言ってたよね?(それは彼に興味がなかったからからなんですが…)僕は男女は平等だと思ってる。

とかなんとか言う割には、『女性が各界で成功している例は殆どない。著名なシェフやスポーツ選手だって、ほとんど男性だ。女性は体力的、生理的に男性を超えられないものだ』なんて差別的な発言をしたこともあります。私の結論ですが、彼はとてもケチで、お金を男が払うことを嫌います。dislikeもはやhateです。だからお金を出すときは男女均等を口に出し、でも心の底では男女は平等であることは難しいとわかっているのです。でも、この私の頭の中の考えを、彼に納得する形で英語にするのは至難の業です。どうやって、あんたはケチなだけでしょ、都合よく男女平等を言い訳にするな!と言えますでしょうか。日本人と話したって難しいトピックなのに、帰国子女でもない私が、ケンカなしに冷静に伝えられるものか。

また、結婚観についても、彼はとても否定的です

そもそも、結婚という形式を信じていない、と言います。彼は『たかが紙にサインして縛られて、それが人生をかける誓いになるとは到底思えないと』いいます。つまり、結婚したくないんです。

私は、長期的な関係を作る上で、結婚という儀式は必須であると思っています。人によって意見が違うのは受け入れますが、自分の彼が反対派だと、正直とてもしんどいです。

この関係のどこにゴールをおくんだろう、と不安になっています。

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