2人のmother-in-law(義母)

いつもカードを送ってくれるディーの家族。中国に居たときも、私達の結婚記念日、彼のバースデー、私のバースデー、クリスマスとシーズンを通して何かしら届きます。毎日FaceTimeで、中国にいようが日本にいようが顔を見て話ができる時代ですが、デジタルでないものはやはり温かみがあり、心がほどける感じがします。

恐らくプレゼントを開ける時の様な感覚だと思うんです。まだ中身が分からないものを開ける時のあの感覚は、大人でもワクワクします。相手が自分の事を思って、何か書いてくれた…と思うだけでも、自分にはそれを受け取る価値があるんだ、という気持ちになり、ちっぽけな自分の存在価値を認めてあげたくなるのです。

昔はディーもよくラブレターをくれましたが、結婚してからは一向になくなりました。釣った魚だからでしょうか?もう私のことはimpress(好印象を与える)しなくていいという感じなのかな。私は彼のsweetなカードが大好きで、今でも部屋に飾ってあるぐらいなんですが、また可愛いカード送ってね、と何度か言いましたがあんまり心に届いてないみたい。

そんな状況下で、義理のおかあたまから来たエアメールは、とても嬉しかったのです。開けるとニャンコのポストカードが入っていました。

私は猫派で、ディーも猫派で、ディーのママも猫を飼っています。なぜか自分のニャンコの写真も同封されていたが、可愛いからいいとしよう。なぜかディーの少年期(ハゲてない)の写真も入っていたが、まぁいいとしよう。

うちの母親に、「これディーの若かった頃…」と見せたら『あらぁ、若かった時に会いたかったわねぇ』と一言。まぁ、いいとしよう。

肝心の内容はこうでした…

Dear XXXX,

可愛い猫ちゃんのポストカードを送ってくれてありがとう。素敵なメッセージもありがとう。私達も、あなたが家族の一員になってくれてとてもうれしく思っているの。

中国の件は、私がもし事前に知っていたら、止めたと思うわ。私があなただったとしても、中国は行かないと思うわ。だからあなたが日本に帰ったのはとっても理解できるの。誰もあなたが悪いとは思ってないのよ。

あなたは息子の面倒をとってもよく見てくれて…様子は孫から聞いています。(日本に遊びに来たディーの姪っ子といまだに仲良しでよく連絡をとっています。)

何か困ったことがあったらあの子に話すとか、私にできることがあればなんでも言ってちょうだい。夏休みにもし遊びに来れたら、会えるのを楽しみにしてるわね。

たくさんの愛をこめて…

Lots of lots of love, xxx

家族だけど血の繋がっていない、しかも人種もカルチャーも違う義理の母から、こんなことを言って貰えて、ちょっと泣きました。色々疲れていたのかな。

前の旦那の時も、中国人の義母はとてもよくしてくれて、いつも私の好きな果物を遠路はるばる運んできてくれました。どうやってカバンに詰めたんだろう、という量でしたが…

昔の写真。義母のお土産の数々。
後ろにいる黒いのは私の愛猫で、中国から連れてきて今は実家に居ます。

どうみてもマフィアにしか見えない角刈りの義父と、カリカリに痩せていて1日10時間工場で働いている、という義母は対照的でした。二人共、中国という厳しい大陸社会に疲弊していました。ポジティブな発言はあまりなかったかな、子供が欲しいとは何度も言われました。子供が唯一の彼らの望みの様にもみえました。顔に刻まれている皺は険しく、肌も日本人のようにふっくらしていなく、でも生きていくために奮闘しなければならないわけです。

その時に初めて、あー結婚するというのはこういうことか、と思いました。その個人が好きだから一緒にいる、というだけでなく、嫌でもその先のものを見るときが来るのですね(二人きりで全く問題ない場合もあるかとは思いますが…)

私は色んなことに問題や悩みが多い人間ですが、義母との関係や義母自体のパーソナリティーにはとても恵まれ、嬉しいなぁと思うのです。前回の婚姻では、結婚してしまったものの、これからどうコミットするか…?というのが課題で、子供も作らずじまいで離婚してしまいましたが、今回の結婚では、彼だけでなく、彼を囲む環境が温かくフレンドリーで、あーこんなファミリーだったら仲間に入りたいな、と自然に思うのです。

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