夫の訪日と六本木のペントハウス

旧正月でディー(英国人夫)が日本に遊びにきています。中国のお正月は二週間。二週間のホリデーをどこで過ごすか。私は平日仕事をしています。

うちの実家に余裕があれば泊めてあげられますが、日本語を喋らず、喋る気持ちもない外人を家に泊めるのは面倒で、疲れるだけです。

結局彼は自分でソリューションを探し、お知り合いの超リッチな方のおうちにステイさせてもらうことになりました。

なんでも六本木にあるマンションの最上階が全てその方のおうちだそうで、たっくさんお部屋があるからどうぞ自由に使って下さいと。そんな話聞いた事ないです。

倹約家の夫がノーという筈はなく、恥ずかしいとは思いましたが、私も一緒にお邪魔することになりました。

六本木といえば、外人の街ですが、クラブやパブさえも行ったことのない私は、夜の六本木の雰囲気を全く知りませんでした。夫からダーティな街だよ、と言われ続けて良い印象はなく、どんな所なんだろうかと心配していましたが、繁華街から一本入り、着いてびっくり。

バブルの頃の遺産の様な佇まいで、建物は古いですが、昔の良き時代のホテルの様な雰囲気、未だに有人のセキュリティーが付いています。

聞いていた通り、最上階フロアが全て住居で、住込みのフィリピン人お手伝いさんがいます。

彼の来日初日は、自分の友人に会いたいという理由で、私は来なくていいと言われました。なんじゃそりゃ、つめてーな。と思いましたが、私も週末を自由にできて良かった。

周りの皆さんによく脅かされるのですが、別居すると、別居状態が居心地良くなり、お互いに自分の時間を自由に使う事に慣れてしまい、元に戻るのが難しくなると。

まだ一か月なのに、既にその状態を感じる。週末ぐらい自由に過ごしたいのに、ディーが二週間もいるとなると、ジムにも満足に行けない。会えて嬉しいが、めんどいのです。良くないなあとは思いますが。

滞在2日目にやっと再会し、超高級マンションに着いた訳ですが、その生活ぶりに、こんな裕福な生活を送っている人がいるのかと、複雑な気分になります。

なぜ、私はそうでないのか、そうなれないのか、などという下らない嫉妬ではなく、違う世界に住んでる人を目の当たりにして、ただショックを受ける感じです。

何平米あるかわからないフロア、何部屋あるのかわからないぐらい沢山の小部屋、ゲスト専用バスルーム、二匹の高級キャット…

一面のガラス窓、東京タワーと森ビルの夜景、バーベキューパーティーが開催できる広さのテラス、3台のダブルドア冷蔵庫、アイランドキッチンとストックルーム。こんな金持ち、見た事も聞いた事もない、衝撃です。

冷蔵庫にあるものはなんでもどうぞ、と言われて、生ハムとサラミとチーズのタッパー詰めをモリモリ食べて、主人不在の家で、ケチで見窄らしいイギリス人と二人でちんまり座っています。

彼と一緒にならなかったらこんな体験は出来ないが、彼と一緒にいても一生こんな暮らしは出来ないだろう。

羨ましくないと思うように頑張るけれど、生活の格差は目の当たりにしない方が幸せなこともある。

フィリピン人のメイドと主人の方の関係を考えると、金銭的なパワーバランスだけでなく、世の中は公平か不公平かという倫理観を問いたくなる。生まれたくて日本人に生まれた訳でも、フィリピン人に生まれた訳でもないし、生まれながらに金持ちも貧乏もいて、そんな世界が平和に進む方がおかしい気もする。

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