オーク銀座レディースクリニック

オーク銀座レディースクリニック、以前から調べていて気になっていたクリニックです。何より費用が安くみえました。公式HPで体外受精の費用のシュミレーションがありますが、その他のクリニックよりも正確で、より詳細に計算されているように感じました。

初診は予約をして、初診に行く前にお問い合わせフォームからメール相談もしました。

オーク銀座レディースクリニックの不妊初診お問い合わせメールページ

このメールは、正直言って全く役に立たず、色々説明したにも関わらず、詳細の返答は一切なく、初診の予約を促されただけでした。もう少し、現実的にやり取りができるものであったら、この場でカゴ落ち(あーやっぱりやめよ、と思う人)を減少できると思います。実際私は、東京AMHクリニック銀座に行く前にメール相談し、返答が想像したものよりかなり薄い内容だったので行くのをやめました。しかしAMHクリニックでの診察も理想ではなかったので、もう一度オーク銀座レディースクリニックにチャレンジしようと思ったのです。

診察の前に時間がかかるのが嫌なので、問診票を予め記入していきました。診察室までの時間はかなり短縮でき、ナースとの面談の前に尿検査がありました。クリニックによって、やる検査もプロセスも様々です。

ナースとのお話で、夫が来日できる日時が限られていること、刺激法はやりたくないと思っていること、金銭的にも刺激法は払えないこと、を説明し、診察室の前で15分くらいは待ったと思います。平日の16時に予約し受診にトータル2時間かかりました、患者は専業主婦の方が多い印象でした。18時以降は仕事帰りの人で混むようです。

前回から学び、いくら看護師に話しても再度医師にイチから説明しなければならないんだろう、と覚悟していましたが、部屋に入ると殆ど状況を理解した女医さんが二人いらっしゃって、あーなんだかしっかりしてそうだな、と思いました。

私が一番心配していたのは、彼の滞在期間に間に合わず排卵してしまうことで、まず次周期に、体外受精ができるのかどうかをはっきりさせたく聞いたのですが、案外簡単に解決策を教えて頂き、最初の難関がぶっ飛びました。生理を遅らせる薬があるそうです。今日から飲み続ければいいわね、と処方されました。寝る前に1錠飲むだけ。採卵してもいい日を逆算し、生理が始まってもいい日を割り出すようです。

その後は、私が低刺激法を希望していたにも関わらず、刺激法での体外受精が勧められ、その方向でいいかと医師に聞かれました。事前に薬剤名などは知っていたので、何をどの程度使うのか、と聞くと、HMG-MPA法で月経3日目からHMG注射をすると聞いて、あーやっぱりと思いながら、なんとか注射を避けられないか、と頭の中でぐるぐる回っていました。

アレルギー体質で、アルコールにも弱くて、麻酔で気持ち悪くなったこともあって、免疫力も弱くて、刺激にも弱いと医師に伝えました。それでも刺激法の方針は変わらず、では投薬量を少なくしましょう、となりました。

納得せざるを得ない空気感になってしまい、分かりました、と言った後、内診をし、子宮内膜が問題ないか確認しました。その後、看護師との面談室に戻り、20分のビデオを2本見るのですが、ひとつは体外受精全般の説明で、ひとつは自己注射に関する説明勉強ビデオでした。

体外受精のビデオは、もう知っている内容だったので特に問題なかったのですが、自己注射のビデオは気が遠くなりました。1番低コストなのは、自分でアンプルを割って注射する方法、と医師に聞いていましたが、見終わった後に血の気が引いてしまって、全くできる気がしませんでした。

人によると思うんです、私も昔は手術も注射も平気だったんですが、年を取るにつれて、より嫌になりました。何より、筋肉注射というのがネックです。何より指し方が怖い…注射針の3分の2までと深いし、刺す位置も大腿の真ん中、ということで、別にお腹に刺すのがいいとも思えないけれど、手の甲とか腕の内側とか青い血管にプスッと刺す注射と全く違うというのが、想像できず気持ち悪くなりました。カセット型の簡易注射器は、カチカチと回してお腹に刺すだけだから簡単ですよ、と勧められましたが、その注射の金額が6万近くしました。複数回使える、とのことですが、注射器に6万も払うなんて、お金の感覚が既におかしくなてきました。これが体外受精のあるあるですね。でも旦那さんが出してくれる人は幸せです。私は全額自腹の予定です。

診察後、放心状態で帰宅し、ディーとFaceTimeしたのですが、彼も仕事ですごく疲れていて、タイミングが悪く、あくびを連発されたり、眠そうにされたり、散々でした。二人の子供なのに、なんで女性側が独りで辛い思いをしなきゃいけないんだろう、と不公平に思いました。近くにいて支えられないなら、せめて金ぐらい出せよ、と心底思いました。腹が立って仕方がなく、せめて10万円負担してくれ、とお願いしました。その10万円も、去年の所得が確定申告で戻ってくる余剰金で、日本円は必要ないから私の口座に入れておけばいい、と言っていたのに、たかが10万円をこの期に及んでケチりだしたおっさんに、とことん失望しました。もし払ったら3年の中国が4年になるかも、なんて言うので、私が一番イヤなのが中国に滞在することなのに、こんなにシリアスな話し合いの中で、皮肉と嫌味を盛り込んでくる彼の心境が信じられませんでした。

お金があれば、痛い思いをしないで6万円の注射も買えるし、先生にお金がないので出来ません、と説明する必要もないのに。お金がないならやる資格はない、とまでは言わないけれど、お金かかるってわかって来ているよね?という反応はどこのクリニックも一緒です。だから予算的に低刺激って言ったのに!勝手に変えちゃったのはそっちなのに!みんながみんな裕福で体外受精したい訳じゃないんですよ…。

先生もうちの事情にふーん…と言葉を探すようでした。旦那が中国元で給与を受けていて、日本に帰ってくるつもりはないから銀行口座を解約するつもりだ、とか、殆どのお金はポンドに換金してあってATMから出せない、とか、現実離れしているし、まず体外受精みたいな高額医療を、女性側だけで負担するケースなんてないのでしょう。

毎日家でアンプルを割って(ガラスの容器に入っている溶剤)、太い注射針で液を吸い取り、薬を溶解して、細い針に変えて、直角に握って大腿にぶっすり深く刺すなんて、私の人生には一度も起きたことがなく、それを自分の部屋で毎日10日間もやるとなると、また鬱になりそうです。人にやってもらったほうがよっぽどいいわ、と思い、看護師さんに毎日来ます…としぶしぶ言いましたが、そもそも毎日打つ必要があるんですか?と質問してしまいました。返答としてはYESで、低用量でも毎日継続して打つことが必要だそうで、刺激している期間で今日は要らない、という日がもしあれば、一日お休みできるかも、とかそんなレベルだそうで、逆にちゃんと大きくならないと10日間の注射がもっと伸びる、と聞いて、なんだかガックリしました。

新しい方法を挑戦したいから体外受精するわけで、子供ができないならどうにかなってしまう、というほど必死ではないため、この治療は私の人生に本当に必要なのか?と疑問が浮かんできました。看護師さんに「やっぱり低刺激法がいいなと思うんですけど、クロミッドではだめなんですか?」と聞きました。

看護師さんはとっても親身になって聞いてくれて、計算機をたたいて、まず金銭的に薬ごとや刺激法ごとでどれぐらいの差があるのか、教えてくれました。また、医師が提案した方針には、私の時間的な問題も考慮されているかもしれないから、と言ってくれました。確かにそうだよな、と思い、仕方ないかと自分を納得させていた途中に、もう一度先生とお話してもらえますか?と看護師さんから言ってもらい、私の心配や希望をもう一度伝えて頂いた上で、先生たちとお話をしました。

結論としては刺激法は変わらず、注射の回数も変わらなかったのですが。話さないよりはよかったです。

こちらのクリニックのデフォルトが刺激法ということと、年齢やチャレンジできる回数を考えると、自然周期や低刺激と悠長な事は言ってられないわけです。

でも人間にはハード面とソフト面があり、治療方針はもちろんハード面を考慮して、統計的に効率的な方針をとるべきですが、ソフト面でのケアというか、その人がどんな人間でこんな心配をしてるからこれでいってもいいか、という姿勢が少しでも見れたら、私の気持ちのもやもやは消えるのかもしれません。

これで万が一うまく妊娠できたら、あーやっぱり先生の言ってたことは正しかったんだな、と思うでしょうし、逆にうまくいかなかった場合、こんなお金使って、結局卵巣腫れちゃったし痛かったし辛かったし、泣きっ面にハチだ、と思うと思います。まー人間だから、しかたないのかな。

本当に低刺激とか、完全刺激周期がいい人は加藤レディスクリニックに行くべきで 、でも低刺激で1個しか卵子が取れなくても35万以上かかるわけです。それに初診時に要求される書類やメディカルチェックも多く、敷居が高い。

私が現時点で選べるクリニックとしてベターはこちらで、失敗しても辛くても信じてやってみるしかありません。

次回の診察で35万円が飛びます。

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