ディーと中国と英語と私

今週末に3日間北京に戻ります。特に楽しみでもないのですが、ディーに会えるのは嬉しいです。1日10分のビデオチャットでは、コミュニケーションも足りないし、腹の肉をつまんだりもできないので一緒に生きている感じが薄れていく。

来月彼が日本に来そうなので、本当は無理して会いに行かなくてもいいのだけれど、こういう一見無駄なことも、きっと必要なんでしょう。人間てそんな単純じゃないですからね。

普段彼の文句ばかり言っている私は、じゃあなんで一緒にいるんだと突っ込まれてしまいそうなんですが、私が彼との関係を維持できるのは彼が優しいからで。

日本語で優しいというと色んな意味を包括できて使いやすいのですが。英語だとgenuine,kind,nice と優しいを表す単語はたくさんありますが、ディーの場合sweetがとっても合います。なんとなく言動が可愛らしいのです。顔と反比例して

体外受精の費用に関して揉めた日の翌日、まーオハヨーもスキップしていいか、と連絡をしなかった私ですが、お昼ごろ彼からのメッセージが続けて来ました。

hey cham, i hope you are having a good day

もう慣れてしまいましたが、外国人は決まってhow are youなどの挨拶から文章が始まります。突然要件を切り出すことはほぼゼロ。日本人だったらよくあると思うんですが…

apologies for my attitude last night, was very tired

昨日の僕の態度ごめんね。すごく疲れてたんだ。イギリス人は I’m sorryよりapologiesやmy apologiesをよく使います。あと、一人称のIを省略することも多い。

なんでもイギリスでなんだか問題があって、それを処理するのも大変だったし、あまり寝ていなかったのでストレスが溜まっていたと。昨日は良く寝たので元気になりました、とのことです。

仕事で小さい子供と接する機会があって、その子達が超可愛かったと。子供達を見て、私達にも子供がいたらいいなと思い直した、お金はなんとでもなる。と言ってきました。10万円払う気になったのかな?が私の反応でしたが。

彼はまだ出来てもいない子供に名前をつけています。うちの家族の男性側は同じ漢字を共有していて、それが我が一家の伝統みたいなものなんですが、そういうのって外国にもあって、ディーのお父ちゃんはディーと同じDのアルファベットを共有しています。なので、子供もDを持つわけです。Dから始まる名前でイケてるものがないので、ウームと考えてしまいましたが、なんだか変な名前になりそうです。またミドルネームも考えてくれたのですが、なんとAlmighty。オールマイティーちゃんです。まーいっか。

私が今勤めている会社がシェアワーキングスペースを借りているのですが、色んな業種の人が一緒に仕事をしていて、リーダーシップやリレーションシップを構築するコーチングをするイギリス人と仲良くなり、うちの旦那イギリス人なんよーと話をすると、俺のパートナーも日本人なんよーと盛り上がりました。英語で人間関係のレクチャーを受けると、そのまま訳さずディーに使えるので有用です。彼と会うと捕まえてお喋りをするのが日課なんですが…

体外受精の費用を払う払わないで揉めたと、一連の出来事を説明している流れで、子供が欲しいと思うのは至極当然だから、と諭されました。

なんでも、脳からそういうシグナルが出るそうです。アンタ年取ってきたよー、そろそろ子供作んないと後が無いよーと。それで急に子供が欲しくなったりするそうです。

女性の脳の科学は非常に複雑で、子供ができると子供を守るために豹変し母熊になり、子供が自立するとまた別の人間になり、孫ができるとまたババ熊に戻るという変遷をするそうです。まーそうかなと思うけれど、男性の口から英語で説明されるとなんか違うストーリーを聞いてる気分になりました。英語が話せると世界が広がる、というのはこういう事です。

中国に行って3ヶ月何もしなかった時期は、毎日家にいて英語のテレビを見て時間を潰していたのですが、リスニングがとても伸びて、結果的に良かったです。引越前の数カ月は、仕事を辞めて手当を貰っていたのですが、日本に住みながら家がイギリスという環境だったので、そこまで英語は伸びませんでした。中国ではかなり孤立したため、テレビが友達になり、様々なジャンルの番組を見ました。単純に知っている単語を増やすのも大事ですし、家や彼の職場で使う英語も実践訓練になりました。日本語から引き離された環境に置かれ、伸び悩んでいた英語がちょびっと上手になったわけです。

今は外人と初対面で会っても怖くはなく、わからない単語はあったとしても会話は続けられます。今のボスは英語を話す中国人で、会社では中国語と英語を両方使えて、思ってもない機会に恵まれ、スキルをフル活用することで、自分の過去を昇華できそうです。

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