中国70周年記念パレードを見て思うこと

9月からリハーサルの為に道路が封鎖されたり、VPNが繋げなくなり、一切のSNSや検索が出来なくなったり、今回の記念式典がどれだけ中国にとって大きな事か、在中外国人達は身をもって思い知っていたのですが、実際に当日になり、その異常さに息を呑む私でした。

街の封鎖はほぼ全域で行われ、一般人は近づけないどころか、市内に住んでいる住人は、窓を開けてはいけないなどと通達され、地下鉄の駅は殆ど営業が停止しています。

外人向けの通知
どの駅が封鎖されているか
北京市内中央部の封鎖状況

私達夫婦は海外に行かない事にし、浅はかではありましたが、市内のホテルでゆっくりしようと、一番近づいてはいけない時期に市内にステイしています。

テレビは朝から生中継で、天安門広場が映し出され、国民がいかに興奮しているかが放送されています。

実際のパレードが始まると、車に乗って微笑んでいるトップが、何万の兵士と戦車の前を走り去る映像が延々と…あの兵器は普段どこにしまってあるんでしょうか。

兵士はなんだか訳の分からない事をずっと叫び繰り返しています。1ミリも動かないし、主席に向ける表情は尊敬と愛に満ちた顔です。誰ひとりとして、嫌な顔をしていません、みんな素晴らしい笑顔、中国なのにです。中国でスマイルくれる人なんていませんからね。

ベッドに転がりぼんやりパレードを眺めてる夫に向けて、この国はすめないだろう…と投げかけました。

子供をこういう国で育てたいか?とも聞きました。もちろん答えはノーですが、この国がどこよりも良い待遇を提供しているからこそ、外人が来て働くのです。外人を魅了するパッケージを用意できる力があるのです、お金も。

私にとっては、メディア規制も、共産資本主義も、理解しづらいもので、ただ、それをやってのけるこの国が、コワイなと、心底思います。

もう眠れる獅子ではないのです。世界に散らばっていく中国人は、もっと増えて、もっと力をつけていくでしょう。この国と戦争は嫌です。きっとみんなそう思っているでしょう。

世界はどこへ向かって行くのか。中国が世界を牛耳し、君臨したら、と思うと胃がキュッとなります。

政府が天気を操作して、晴天にする、がみんなの予想でしたが、あいにく大気汚染がおさまらず、視界明瞭でない中の記念式典で、ディーはふふんと笑い、いいことだ。僕のプランしてた屋外イベントも大気汚染で台無しになったんだから。万能の神じゃないって事よ、と皮肉をたれるのでした。

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