韓国での自宅隔離の始まり〜仁川空港から

無事に中国から脱出しましたが、仁川空港から新しい自宅まで、とても厳重でめんどくさいプロセスを踏んで自宅隔離に入りました。当日の流れを書こうと思います。我が家の場合は中国からの入境だった事と、沢山の中国人と一緒に入国審査をしたので、通常より時間がかかった可能性があります。なのでケースバイケースであることはご承知おき下さい。

飛行機から降りたら、空港に入るまでの通路(エスカレーターや廊下など)が旅客でいっぱいで、長蛇の列で全く進みませんでした。20分ぐらい立って待った後、娘を抱っこするのに疲れて、ヨロヨロ進みながら列をすり抜けて、係員を探して、赤ちゃんを抱えているので、優先して通してくれないか?と交渉しました。恐らく私の顔がとんでもなくゲッソリしていて、最前列に滑り込み事ができました。そこでは体温チェックや経由地に関する情報を提出して、次には入国審査の前に自宅隔離の準備と称するアプリの強制的な入力が待っていました。

あまりに人が多く、また英語表記が殆どなくて、いったいどこに並べばいいのか、全く分かりませんでした。3つのセクションがあり、一番最初のパートは200人くらい既に並んでいました。そこでは自宅隔離を管理するアプリをダウンロードして、そのアプリに自分の情報を入力するんですが、入力は自分でなく、軍隊の人がやってくれました。

個人情報を他人に入力されるのはとても奇妙でしたし、虚偽申請ができないように厳重に管理している様に感じました。連絡先などを登録した後、次のセクションに進み、韓国内での連絡先を確認します。ここでは電話が各ブースに設置されていて、透明なプラスチックの壁越しに、係員に質疑応答され、連絡先が本当に正しいのかその場で電話をかけます。

係員は特に不躾な感じではありませんでしたが、何だか悪いことをした人間の様に扱われている気分になりました。無事に電話が繋がり、身元が確認できると、次のセクションに移動して、たくさんの紙に記入させられます。家族で一部でなく個人で提出するので、生後半年の分もきっちり書かされました。

その後に入国審査があり、荷物を引き取って出口に進みます。出口は迂回通路に繋がり、直接出れない様になっていて、長い通路を歩いて各目的地毎に設置されたインフォメーションセンターに通されます。日本もそうですが、公共交通機関の使用は禁止されているので、各自で乗り物をその場で手配するようでした。

私達は会社が用意してくれた車で新居まで移動しましたが、家に着く前に区役所に寄って、コロナのテストをさせられました。

そこはテントとプレハブの組み合わせの簡易的な施設で、空港で貰った紙を提出し、検体キットを受け取り、ゴム手袋が窓口から突き出た妙な場所で鼻と喉の検体を取られるのでした。私達は中国ですでに核酸テストと呼ばれるコロナテストをしていたので、陰性である事は明らかでしたが、またその仰々しい感じのテストにうんざりして、やっと家についた頃には着陸から4時間以上経っていました。

空港で2時間以上、移動に1時間、コロナテストに1時間、もう本当に、コロナいい加減にしろクソ野郎という感じでした。

空港で迂回路を歩いている途中で、クリスピークリームドーナツを発見し、サッと購入して家で久しぶりにまともなスイーツとコーヒーをいただきました。

中国でスタバはありましたが、選べるスイーツはいつも同じで、チョコマフィンかブルーベリーマフィン、あとはチョコクロワッサンかな、永久に変わらない定番メニューで、何百個のチョコマフィンがお腹の中に入ったことか…コーヒーはまぁ同じ味ですが、美味しいスイーツがなかなか手に入らない中国にずっと居て、久しぶりにシャバの味を噛み締めた私達でした。