2歳児、どれくらいかまえばいい

まだ2歳じゃないですが、娘も2歳に近づきました。あんまり育児について書いてきませんでしたが、理由は単純に大変すぎて時間がなく、楽しめる所までいかなくて生き延びるので精一杯だったからです。

知り合いが子供はそれぞれだからー、育児は学校で教わることじゃないしね、と言っていましたが、ほんとその通りで、子供もピンキリというか、私のように常に瀕死になっている人もいれば、もっとひどい子もいるわよーという人もいるし、ウチは育てやすい子だからなあと、そこまで大変さに共感してもらえない場合もあります。

娘は誕生から今まで、ひと息もつかせてくれない感じで、常にジェットコースターに乗っているようなスリルを味わわせてくれる、ハラハラドキドキ、休みの一切ない育児をしてきたのですが、ちょっと楽になったかと思えば次の難題が待ち構え、私が死ぬまで終わりはない気がします。最近は関わり合いが激しくなってきて、懐いてくれているのはいいのですが、アテンションが常に欲しい彼女の相手はすごく疲れます。以前は全く私に興味がなかった彼女、それもすごく辛かったけど、オメーのアテンションくれよ!的な激しいお付き合いも、とても身が持ちません。

家で一緒に静かに時間を過ごす、なんて不可能で、まぁ無視して泣いても叫んでもほっとけるならいいんでしょうが、40近くになってやっとできた子に、そんな冷たい態度はとれないもんです。頑張って相手してあげたいけど、30分もやってたらこっちが疲れちゃう。買い物は一緒に出来ないし(ロジスティック的に難しいのと、めんどくさいのと、運ぶのも大変だし)ネットショッピングしたいけど、早朝に届く便ばかりだと生鮮が凍ってしまうので、夕方に届く便は朝に頼まないといけないのに、PCを開いたら顔を覗き込んできて邪魔しかしないので、ベビーゲートで守られているキッチンでこっそり作業するのですが、ゲートから乗り出して叫ぶ娘を見ながら注文するものは、常に何かしら抜けがあります。

やっと食べ物の宅配を手配して、朝ごはんもまだだし、娘は怪獣のように叫んでいて、とりあえずハイチェアに座らせてバナナでもかじらせておこうとしても、アレ!アレ!アレー!と絶叫していて、色んなものを指差して欲しがる彼女にはごまかしがきかず、慌ててそうめんを茹でたり、パンをトーストしたり、でもご飯を用意しても大して食べるわけではなく、机のコーナーカバーをむしり取ったり、ジュースを麺の器に入れて、入れ戻してビチャビチャにして遊んだり、やりたいようにやらすのですが、それも、どれくらい自由にさせていいのか、わからない。

ご飯で遊んじゃだめよって、いう時もあるけど、そんなん言ってたら一日中怒ってるし、自分の身支度も全く出来ないまま朝が始まって、化粧はしなくても顔ぐらい洗いたいし、飯は食わなくても、飲み物ぐらい飲みたいのに、何か飲んでも、アレー!アレー!と欲しがるので、基本的に彼女の前では飲み食いが出来ない。全く同じものを食べる時もあるけれど、そんな時は殆ど食べられてしまうので、一緒に食事を楽しむ、というのはまだ無理です。

彼女がベビーカーに乗ってる間に、スタンド式のコーヒー屋で、ギャーギャーいう前にテイクアウトのコーヒーを買って、甘いカロリーの高そうな飲み物を飲んで、娘が昼寝をする時まで我慢する、というのが日課です。

でも外に出るまでも大変で、服を着せるのが苦痛です。お出かけしたいのに、服を着るのは嫌な娘、ソウルの冬は厳しく、マイナス10度近くなるので、ヒートテックに厚手のジャンパーやパンツ、その上にジャンプスーツやダウン、というのが普通なんですが、インナーの時点で苦戦します。着せても脱ぐし、でもちゃんと脱げないから首の後ろに服が引っかかったり、膝にズボンが引っかかったり、中途半端な脱ぎ加減で、逃げ回ります。

今日は、ズボンを半分下げて、レギンスも下げて、おむつを下げて、しっし、しっし言ってたので、私も着替えてないし、ちょっと放置したら、しっしどころか下げた状態でうんこして、足元にズボンが溜まった状態で座り込んでボトムス二点をうんこで擦って台無しにし、うんこ本体はお尻の間に三番目の尻のようにはまっていて、衝撃すぎて失神するかと思いました。まずうんこを処分して、ズボンを洗濯かごに投げて、本人はシンクに運んでお尻を洗って、また新しい服を着せて、出発していないのにどっと老けた気分になり、出る意欲も無くなります。

それでも、子供が喜ぶことがしてあげたいという気持ちはまだあって、昨日娘がバスに乗りたいと言っていたので(正確にはそんな単語は喋っていません、バス停で急に止まって動かなくなって、バ!バ!と叫んでいた。)、今日はバスに乗って娘の好きなパンを買うのが本日のイベントだったのですが、バスが低床でないことが多いので歩いてバス停に向かったら、犬とか鳥とか、人んちの玄関とか、いちいちありとあらゆる場所で立ち止まるし、動かないし、意味不明な言葉を叫ぶし、相手してあげたいけど、気狂いと喋っているようなもので、本当に付き合ってられなくなってくるわけです。もう行こうよ、バス乗れないよって腕を引っ張っても、振り払われるし、手は繋がないし、突然ダッシュして危ないので、気が休まることはなく、本当はベビーカーのがよっぽど楽なのに、最近はベビーカーもすんなり乗ってくれません。

極寒用のベビーカーカバーをわざわざ安く輸入して取り寄せたのに(韓国は子供が少ないし、いてもみんな保育園に無料で入れてしまうし、車で移動するようなエリアなので、市場に安いカバーが出ていない、軽く1万2万するようなカバーは、買えないっすよね…)何度も蹴って二週間でジッパーが壊れました。彼女の揺らし、揺さぶりにベビーカー自体がどれくらい耐えられるかも、ちょっと不明。

ベビーカー用のフットマフが熱いのか、靴下は脱いで路上に捨てるし、裸足をカバーの内側に貼り付けて、外から見ると顔はみえず足だけ内側から張り出しているような絵図になり、なんの物体を運んでいるんだろうと、怪しそうに覗く人がたくさん。もう、周りの目なんて気にしてられないし、私はきっと近所の人に可哀想な人間だと思われていると思います。

抱っこ紐は念の為持って行ってたのですが、案の定お昼前に娘失速し、ねんねの状態に近づき、全く歩かなくなりました。仕方なく背中に背負ってバスに乗り込みましたが、反り返っておんぶどころか背中から違う生物が生えているみたいな感じになってました。後ろに座ってたおっさんが、韓国語で何か言って娘をなだめようとしていたので、きっとオリから出るチンパンジーみたいな勢いだったんだと思います。反り返りは下車まで続き、うまく背中にはまらない娘の肢体が肋骨や背中に当たり、自分自身も気分が悪くなり、やっと帰宅して、床に倒れ込むと、最近の彼女のお気に入りのアヒルのガーガちゃんと共に乗り掛かってきて、ガーガで眼球を殴られました。

きっと、悪気があったわけじゃないけど、疲れているともうそんな悪気とかクソとかどうでも良くなり、事実のみが心に刺さります。こんなに疲れてるのに、攻撃された、と。攻撃とも思ってないんでしょうけど、実際こたえるんです、そういう無邪気だけど痛い扱いって。とても悲しくなる。こっちも大人気なく、ごめんって言ってよ、と何回も言ったりして、ごめんなんて概念のない2歳児に、無駄な攻防なんですが、私も娘もコミュニケーションとれず、お互いに不愉快不機嫌になります。

ベッドにポーイと置いてきて、お昼寝を強制的にしてもらって、やっと少し食べたり一息つくんですが、この時間がないと、本当に死ぬ、と心から思います。もっとデカくなって眠らなくなったら、私は一体どうしたらいいんだろう。先行きが見えない、モンスターとの戦いに、日々疲労は積み重なるばかり、何が正しいのか、自分は正しく育児をできているのか、もわからない最近です。