とくおかレディースクリニックの不妊治療勉強会に参加

目黒区の都立大学にある不妊治療専門のとくおかレディースクリニック

実際に参加した人の感想をネットで調べたのですが、見つからなかったので、時間に制限があり行きたくても行けない人の為にメモ書きしておきます。

私は他院で治療をはじめたばかりで、タイミングを取って1年以内です。タイミング療法ではなく、自主的な基礎体温チェックで排卵日を推測しています。最低体温日が月によってばらけるので、検査のために近所の産婦人科に通い始めました。現在35歳、タイミングは8回近くとっています。何か原因があるかもと思い始めています。

とくおかレディースクリニックは、近辺では有名な不妊治療専門のクリニックで、体外受精までできます。値段が高いという噂と、親身になってくれるという評判で気になっていました。年齢的にタイミングをとっている場合ではなさそうなので、毎月開催している説明会に参加してきました。セミナーでの雰囲気や内容など書いていきます。

とくおかレディースクリニック不妊治療説明会の詳細

  • 毎月、第2土曜日の午後3時からと、第4水曜日の午後7時30分からの2回
  • 参加費無料
  • クリニックの待合室の場所で開催
  • 定員50名
  • 他院にかかっていても良い

不妊治療説明会の雰囲気、来ている人達の特徴

到着したらカウンターで予約した名前を伝え、パンフレットとペン、紙パックのお茶を頂きました。私は開始の五分前には着いていましたが、会場は8割埋まっていました。先着順に前から着席するようで、後ろの席に通され、それは良かったのですが、すでに来ていた方の目の前を通って着席するのがちょっと気まずかったです。

カップル率は2割ぐらいでした。旦那さんが一緒に来てくれる人が少し羨ましかったですが、日本語のわからないうちの彼を連れて行っても意味はないので、一人で行って良かったです。一人の女性もたくさんいましたし、年齢は結構様々でした。若い方もちらほらと見えました。

わいわい、という感じでもなく、特別シリアス、という感じでもなかったです。院長も言っていましたが、治療の段階に入っている人もいれば、これから勉強していく、という人もいるので、一般的な不妊治療の知識を勉強することをベースに、不妊のメカニズムと対処法を説明してくださいました。

体外受精とAMHの値について

AMH、アンチミューラリアンホルモン(抗ミュラー管ホルモン)、卵胞から分泌されるホルモン。自分の卵巣にあとどれぐらい卵が残っているか知る指標になるが、院長はこの値を重視しているようだった。

AMHは誤差が少し出るとか、あくまでも目安であって、低いから妊娠できないわけではないのは周知の事実ですが、院長はこの値を”4”が基準になると言っていた。基準値や正常値は出しにくい、という医療機関が多い中で、数字を言い切ったのはわかりやすかった。私は最近AMHのテストを受けたばかりで、まだ自分の卵巣年齢はわからないのですが、今後の参考になるし、セカンドオピニオンの材料をすでにひとつ持って診断にいける。今の医師が違う意見を言えば、比較検討をする機会になるし、とてもよかった。

卵がたくさんあっても、その質がいいかはわからないし、卵子の質は年齢に比例すると言われている。院長は繰り返し、この卵の”質”に関して言及していました。卵が取れてもいい質でないと細胞分裂がうまくいかず、移植できる状態にならないことも多いという。また、不妊治療専門クリニックならではの意見だと思いましたが、患者が疲れてしまって急に休んで来なくなってしまうこともあるという。不妊治療は精神的にきついものなので、院長は1年以内に卒業してもらう、と言っていました。私には猶予が1年もないのですが、心配になります。

不妊の原因と原因不明不妊、ピックアップ障害

原因がわかる不妊は各検査で見つけられると思います。卵管が問題なら卵管通水検査、もしくは子宮卵管造影検査、頸管粘液の問題やホルモンなど、一般不妊治療の検査で発見できます。男性不妊に関しても少し説明がありましたが、精子は作り続けられるが、卵子は産まれる前に作ったものを貯蔵して出すだけなので、作り替えができない分、女性側の治療が重視・優先される、とも言っていました。かなり納得できました。

なかでも気になったのがピックアップ障害(キャッチアップ障害)です。不妊の勉強をネットで勉強していると、必ず出てくるのが子宮の中の図柄で、卵管の先は卵胞ですが、そこはくっついていなく、じゃあどうやって卵子は卵管に運ばれるんだろうと謎に思っていました。

原因不明不妊のひとつのピックアップ障害は、出された卵子が卵管采という手のような部分にキャッチされずに、おなかに落ちてしまうというのです。どこのおなかに⁉と思いましたが、それよりも不思議だったのは生命の科学です。卵子は自分から卵管に入るのではなく、その時期になると卵管采が伸びて掴みにいくんだそうです。これが伸びなかったり掴みそこねたり、そんなんでタイミングを取って性交渉をしても、うまく精子が卵管まで到達しても、卵がキャッチされてなかったら一周期逃してしまうわけです。現在ではピックアップ障害自体を検査するテストはないようです。だからこそ、タイミングや人工授精でもダメだった場合、体外受精にステップアップする必要があると言っていました。

私は次のステップは人工授精(AIH)かなと思っていましたが、これを聞いて、卵子が卵管にあるかわからない治療に保険外でお金を出すんなら、ステップダウンで体外受精からトライしてもいいんじゃないかと思えてきました。

とくおかレディースクリニックの排卵誘発

頂いたパンフレットに挟まれて、とくおかレディースクリニックの排卵誘発のポリシーが書かれた紙が入っていました。

当院は、採卵にあたり「排卵誘発」を行います。その理由は以下です。

「採卵手術」は、女性の卵巣に針を刺し、排卵寸前の卵子を吸引する一種の手術です。体外受精の中で、最も体への負担が大きいものが「採卵手術」です。

体外受精では、こうして得た卵子を培養室に持っていき、精子と合わせて受精卵を作り、その受精卵を子宮に戻して着床すれば、妊娠が成立します。

日本で「自然周期」という排卵誘発剤を使わない方法を好む人もおり、「排卵誘発剤は閉経を早める」等の科学的裏付けのない話を信じている人もいますが、国際的な研究成果から、「排卵誘発剤の適切な使用が体外受精の出産率を上げる」ことが明らかになっています。

~中略~

卵子は、排卵できるほどに成長したものでも、出産できないもののほうがずっと多いと証明されています。~当院では、1回の採卵で産んでもらいたいという考えで、「排卵誘発」を実施しています。~体に優しい方法は、結果を出すまでにかなり時間がかかりますので、本当に産めない年齢に達してしまう前に無事に妊娠され、その後に続く長い育児により時間を充ててほしいと、当院では願っています。

自然周期もしくは低刺激か、高刺激の排卵誘発か

自然周期のIVFでとても有名な加藤レディスクリニックは、もちろん検討していますし、公式ホームページも何度も見ています。まず、麻酔無しで採卵できる技術が、キラキラして見えます。私は麻酔が苦手で、リカバリを考えると、少し痛いくらいで麻酔無しのがよっぽどいいです。他院も同じような技術があればいいのですが…。

痛い採卵手術はごめんです。マストでもなるべく避けたい。嫌なもんは嫌です。

注射を何本も打つことを想像すると、自然周期かクロミッドのが魅力的にうつります。

また、日本人のマインドセット”自然が一番”これはアイデンティティーであって、私のように外国人と結婚しようが、海外に住んでいたことがあろうが、根本は変わりません。どんだけ、『英国では国が定める不妊治療のガイドラインに、自然周期は提案してはいけないとある』と言われても、

やっぱり自然に近い形で妊娠したいよね、というのが本音です。

さらに、費用は自然周期のが安いです。みんながみんな、30万も50万も一回の治療で出せるわけじゃありません。でも、金が出せないからって、諦めてるわけじゃないし、不妊治療したくないわけじゃないです。

うちみたいに旦那が扶養してくれるわけでなく、それぞれ独立した財布を持っていて、折半して治療費を捻出する場合、ダンナの同意も必要な訳です。もちろん彼は私がやりたいことを頭ごなしに否定はしませんが、イギリスは医療費が無料の国なのに、why on the earth (一体なんで)病気でないのに不妊治療に50万も払うの?と彼が言うのは納得です。

ちなみに私の第一希望の加藤レディスクリニックは自然周期でも50万以上かかるそう…。

ネットでの情報取集の危険性と注意

徳岡先生も言っていましたが、ネットは情報が錯乱していて、間違った情報もとても多い、ということです。この私の投稿もしかり、ですが、あくまで一個人が、自分で不妊治療をするために調べたことを、他の方の参考のために発信しているだけなので、私のケースと読む方のケースは違うでしょうし、病院も千差万別なので、行く前に電話やメールで問い合わせしてみるとか、説明会に参加するのはとても有用だと思います。

でも、遠方で説明会に参加するのは無理ですし、予約する前にどんなもんか調べたい、というのはもっともです。私も、中国北京にある日系不妊治療クリニック『英ウィメンズクリニック』の分院の情報がネットで見れたらいいと思って、かなり調べました。夏に北京に引っ越しするなら、私は半年以内に不妊治療を日本で卒業しなければなりません。

そんな自信はないので、北京での不妊治療を中国語でも調べてみました。もしかした中国のが安いかも、なんて淡い期待もありましたが、むしろ高い。また、中国は日本のように口コミサイトが発達していない。日本は「子宝ネット」や「不妊治療net」など、かなりの規模の情報源もありますが、中国はネットの規制もあります。そもそも金銭的にそこまで余裕がないのかもしれませんね。もしくは超リッチだったらアメリカに医療ビザで直接飛ぶでしょうね。

言いたかったことは、ある程度のことはやはりネットで下調べが必要です。いい口コミもあるい口コミも、全部見ましょう。でも、あたまでっかちにならずに、先入観は捨てて、医師とは真摯に向き合い、信頼して相談しましょう。

見えないもので繋がっている時代ですが、大事な部分はやはり人と人です。自分の赤ちゃんや卵を預けるのもヒト、その人間が信用できるかを見極めたいものです。

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