東京AMHクリニック銀座で体外受精をやるかやらないか

二年以上不妊の私は、そろそろ諦めるべきか常に葛藤していますが、諦めて40を越えた時に、あの時せめてトライだけでもすればよかったと思う気がして心配です。子供が欲しい理由は、なんとなく…で、子供が大して好きなわけでもなく、子供がいない家庭なんて考えられない、というマインドがあるわけでもありませんが、彼との間にいたらいいだろうな、と思うのです。なんとなく

1年以上心にあたためていた、体外受精に挑戦するプランは、去年は金銭的な理由で実現しませんでした。イギリス人のうちの旦那は、イギリスでの医療費が無料のため、病院でのトリートメントに莫大な費用をかけるというシステムがまず理解できません。且つ、双子のお嬢ちゃんがすでに存在する彼にとって、大金をはたいて不妊治療をする意義が見いだせないのでしょう。

不公平に感じますが、もし自分と前夫の間に子供がいたら、私もそう思うのかもしれません。こればっかりは、子供がいない私には想像もできないことで。

現在仕事をし、収入がある現状で、ではお金は全額私が負担すればいいのでは?と思うようになりました。日本で今稼いでいるお金は、二人の将来やビジネスには関係のない余剰金で、収入があれば来年課税されるわけですし、たくさん医療費で出費し、控除できるのであれば、国に無駄に税金を払うより有効的な使いみちに感じられます。二人の子供なんだから夫が払うべきだ、なんて考えを抹消させればいいわけです。できないんだけれども。

彼が日本に来れるのは4月のイースターホリデー。4月の第一週の小さな小さな機会を逃すと、今年度はそれ以降チャンスがありません。やるかやらないかはおいておいて、金額と実際に実現可能なスケジュールなのか、実際にクリニックに行って聞いてみることにしました。

ネットで不妊治療専門のクリニックを探してもう1年になります。目星をつけていたクリニック、と別に、新しくできた職場に近いクリニックに興味がわきました。トライアルプランで20万円。これはとても安く、しかもコンベンショナル法(ふりかけ方式)でダメだった場合の顕微授精などのオプションが追加料金無しと夢のようなプラン。もし助成金も申請できれば、自己負担殆どなしでいけるかもしれません。

初診は予約不要ですが、仕事の後に行くので、時間をちゃんと設定したく、予め予約していきました。行ったのはこちら→東京AMHクリニック銀座

東京AMHクリニック銀座で初診を受け感じたこと〜まわしものではないので率直に

こちらは新しい医院なので、口コミが殆どありません。色々探しましたが、全く見つかりませんでした。よく見ると今年の1月にオープンした、とあります。他の人の体験談がないと不安になります。これから行く人が少しでも参考になるように、私の超独断と偏見で、どう思ったかを書き残しておこうとい思いました。

クリニックは新しく綺麗で、野村證券の上階にあるくらいなので、オフィスっぽくモダンです。受付には3人の女性がいて、ちょっと萎縮しました。感じが悪いとかではなく、変な名字の保険証を見られるのは1人で十分で、3人もいなくていいのに、と思っちゃうからです。

医師との診察の前に、看護師とのヒアリングがありました。夫が1週間しか滞在できないこと、排卵のタイミングがうまく合わせられない可能性があること、を伝えました。中国のビザ申請時に行った健康診断の結果や、去年近所の婦人科でやったAMHの結果も持っていきました。こちらの良かったことは、エコーなどを保険治療にしてくれたことです。クリニックによっては医師との面談とカウンセリングでさえ保険外で3000円ぐらいとるところもあり、一部を保険にしてくれただけ有難かったです。

肝心の医師との診察ですが、まず入ってギョッとしたのは看護師の立ち位置。というか座り位置ですが、医師のデスクが患者と正面に設置され、その背後左右に看護師さんが二人どーんと座っています。なんでしょうね、ひな壇というのは変だけれど、存在感がありすぎて引きました。笑顔でもなんでもなく、ポーカーフェイスの二人。圧迫感があります。

別の個室で看護師に話した内容は正確に医師に伝わっておらず、旦那の滞在期間や採卵のタイミングに制限がかかることも、もう一度最初から話すはめになりました。こういうセンシティブな内容は、できれば少ない人間にシェアしたいもんです。自分の時間が無駄というのもあるし、自分が妊娠できないとか、どんなことを何回やってきたかとか、何回も繰り返し話したくないんです。

夫が来れるのがギリギリになりそうなので、採卵前の男性側のテストはできないが大丈夫か?と聞きましたが、本来ならば全て事前に確認すべきではあるけれど、今回の場合は仕方がないから、感染症の有無は中国の健康診断でOKとし、精子の検査は来日してすぐ行えばいい、となりました。

私が心配していることのひとつに、精子の運動率や奇形があり、ディーもいい年なので、精子があっても、あんまりよく動かなかったらどうしよう?と思い先生に聞きました。先生の回答は、「まあ最悪顕微授精すればいいわけで、実際にいればいいんですよ。」とのことだったので、精子がいれさえすれば、顕微授精で可能だということがわかりました。今回の1番の収穫かもしれない。

懸念事項が払拭されるのであれば、私は乗り気なんだとわかると、先生は具体的なスケジュールなどを話し始めましたが、肝心の刺激法の選択などは、具体的な提案のないまま、じゃあ来週再診で排卵したか確認して、スケジュールを合わせる投薬を開始しましょう、となりました。20万のトライアルプランは私の場合該当しませんよね?と聞くと、そうですねとの回答でした。

トライアルプランでは完全自然周期なので、薬を使用せずに採卵まで進みます。完全自然周期は卵巣を刺激しないので、月1個しか卵子は取れないそうです。その卵が使い物にならないものだった場合、20万はおじゃんなわけです。私のように採卵日を操作したい場合は、このプランはもう全然ダメで、では先生おすすめのプランはいくらなんだろうと聞くと、まだわからないけれど35万円じゃあきかないと思う、と言われました。細かい薬剤の費用は把握していないから、受付の女性に概算の表をもらって下さい、と言われちょっとがっかりしました。

医師から費用の説明がなく、受付に聞いてと言われる医院はちょっと、信用できませんでした。受付に聞いても、きっとプランごとの概算が見れるプライスリストを貰うだけで、私の今回のプランの予算は見れないだろうと思いました。かかった費用は4000円弱。不妊治療の初診としてはまあまあでした。

精算の後に不妊治療についての本を頂き、帰りの電車で読みました。書いてあることは至極まっとうで、打たないほうがいい注射などの記載もあり、予備知識は増えたので良かったです。

帰宅後、まだもやもやした気持ちで、これはなんとなく最安でもないし、はっきりとした価格感がわからないのも不安だと、ディーに電話しました。

ディーは、ちょっとうさんくさいな、と言いました。当日に会計でとんでもないお金請求されたらどうすんの?と。確かにそれが一番怖く、避けたい現実です。

こちらの医院のウリは、顕微授精と胚盤胞培養が無料なことで、でも採卵の費用などが含まれていません。凍結しない場合で一般の体外受精はおよそ35万、でも刺激法で同周期に移植できない場合、必ず凍結や保管の費用がかかってきます。恐らくこのクリニックで体外受精をしたら、凍結をいれて45万は軽くかかるでしょう。一人でカバーできるコストではありません。

ここでの体外受精は諦め、以前から気になっていたところに受診することに決めました。

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