kate spadeとAnthony Bourdainの死

二人のアメリカンセレブが自殺

ショッキングな事件。Aviciiのニュースが静かになったと思ったら今度はこの人たちもか…。kate spadeのバッグは二つ持っていました。有名になり始めた時から、その洗練されたデザインに魅了され、免税で買いたくて韓国のデパートまで格安航空券で飛んだことがあります。メンズラインのJACK SPADEも好きでした。学生時代はわざわざメンズの大きいトートバッグを通学に使っていました。誰もが知る人気バッグメーカーの創始者の1人、Kate Spadeは、鬱を持っていたと夫のAndyは言っています。下はAndyの発表したステートメントの全文。

Kate was the most beautiful woman in the world. She was the kindest person I’ve ever known and my best friend for 35 years. My daughter and I are devastated by her loss, and can’t even begin to fathom life without her. We are deeply heartbroken and miss her already.

Kate suffered from depression and anxiety for many years. She was actively seeking help and working closely with her doctors to treat her disease, one that takes far too many lives. We were in touch with her the night before and she sounded happy. There was no indication and no warning that she would do this. It was a complete shock. And it clearly wasn’t her. There were personal demons she was battling.

For the past 10 months we had been living separately, but within a few blocks of each other. Bea was living with both of us and we saw each other or spoke every day. We ate many meals together as a family and continued to vacation together as a family. Our daughter was our priority. We were not legally separated, and never even discussed divorce. We were best friends trying to work through our problems in the best way we knew how. We were together for 35 years. We loved each other very much and simply needed a break.

This is the truth. Anything else that is out there right now is false. She was actively seeking help for depression and anxiety over the last 5 years, seeing a doctor on a regular basis and taking medication for both depression and anxiety. There was no substance or alcohol abuse. There were no business problems. We loved creating our businesses together. We were co-parenting our beautiful daughter. I have yet to see any note left behind and am appalled that a private message to my daughter has been so heartlessly shared with the media.

My main concern is Bea and protecting her privacy as she deals with the unimaginable grief of losing her mother. Kate loved Bea so very much.

Kateは長年鬱を患っていて、医者と頻繁に面会し、積極的に治す方向で動いていたという。夫のAndyとは別居して10か月になるが、Andyの自宅とはほんの数ブロック先の距離に住み、毎日顔を合わせるか、電話で話をするようにしていて、娘は両方の家に行き来していたという。食事もよく共にし、ホリデーも一緒に旅行にでかけたそうで、離婚する予定はなく、ただ少し距離が必要だっただけという。自殺する前日にも連絡をし、Kateは元気そうだったとのこと。AndyやBea(娘)はその兆候を全く感じ取れず、warningのようなものもなかったと。やったのはKateではなく彼女が闘っていた心の中に棲む悪魔であったと。この文面から、Andy自身が作成したものであるかは不明だけれど、鬱の人と付き合う方法を模索して、その中でベストを尽くそうとしていたことはわかる。家の中に鬱の人間がいるのは大変だし、(アップダウンが激しい、引きこもると話さなくなる、コミュニケーションがとりずらい、など)娘がいたら尚更、子供はイノセントで容赦なく自分の感情で動くものだし、careも必要なので、Kateのようなキャリアを持つビジネスウーマンにはタイムマネージがとても難しかったのであろうと思います。仕事・育児・ウツ・夫婦の問題。そんな中で、近所に住むという別居をして、自分のスペースを保ちながら家族と繋がっていたというのは、彼女の仕事柄、至極まっとうな選択だった気がする。でも、別居していなかったら、自殺は防げた可能性があったか?パーセンテージは低いかもしれないが、あったかもしれない。Andyのstatementにあるように、自殺の兆候はとても見にくいのだと思う。Aviciiはオマーンに旅行で行っていて、交際していた女性と子供を持つ話をする間柄だったのに、亡くなってしまいました。Kateは前日までは「sounded happy」だったとのこと。一方、Anthonyは、人気旅行グルメ番組のプレゼンターで、番組の収録の最中にフランスのホテルで命を絶ったそうです。。その瞬間はきっと、突然来るのだと思う。

方法はないのか、どうやって家族や愛する人の自殺を防ぐか

独りにさせない事だと思う。何か危なげな家具やライト器具は思い切って変えてしまう。スペースが必要な人には、与える、でも同じ屋根の下が良いと思います。ドアを出ると別居の感じがとても出てしまうからです。一人になる場所は必要でも、長時間一人にさせるのは危険(かなり重症の場合ですが。)かなり重症か軽症かを判別するのは本人でも困難なので、鬱はとても難しいのです。足の骨を折ったら、手術かギブスをして、一番酷い時は明らかにわかります。その後リハビリをして、ゆっくり動かして、怪我をした人の最低のボトムラインは、怪我をしたその瞬間です。その様な所謂、”外傷”の、その後の治癒の過程は、誰が見ても本人が感じても明らか。でも鬱は外から傷の深さが見えないんです。また、治癒や治療のプロセスもわかりにくい。明確なものさしがないからです。リハビリもなく、大きなダメージを受けても、ゆっくり心を動かして、もう一度元気よくスムーズに心が機能してくれるよう、トレーニングする様なプログラムがないんです。また、心無い人は鬱を「単なる心の病気」という。その存在自体を否定する人もまだいます。うちの父親なんかもそう。「お前は心が弱いだけだ。」そんなこと言う人がいるから、自殺する人が絶えないんです。

子供が欲しくてもできない人がいて、生きたくても身体的に生きれない人がいて、バッドラックで事故で命を失う人がいて、自分の中の心の悪魔に勝てなくて自分の人生を自ら終了する人がいます。そしてその人達の中には、とても優秀で、でも繊細な人が多いのです。しかしその人の最大限を引き出すようなやり方をすれば、社会に多大な貢献をできる人もいるのでは。AviciiやKateやTonyのように…。社会として、一つの世界として、もう一歩踏み出し、鬱やメンタルイルネスの問題を表面上でなく、深く掘り下げ、また表面上に露出するよう取り上げて、色んな人が生きやすい世の中になればいいと思います。

RIP Tony…

Anthony BourdainのNo Reservationsシリーズ。ニュージーランドに留学中、限られた時間とお金で行ったので、日本人とつるんで時間を失いたくなく、かと言って現地人の友達なんて出来なくて、学校でガツガツ英語を勉強しながら洋楽やBBCラジオを聞きまくりました。唯一の娯楽として、アンソニーの旅番組を見ていました。世界の多様性に感化され、また世界に旅行に行きたいと思えるようになりました。シリーズの中でも、Lisbonのシーフードのエピソードが私のfavouriteです。彼のおかげで世界の美食を楽しみたいな、と欲が戻った感覚を持てたのです。何かをしたい、という気持ちは原動力となりますが、鬱の人間は色々な欲がなくなっていくものなので。

We will miss you, Tony…

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